【読みもの】菱刺しが、南部せんべいのパッケージに。
先日、川越せんべい店さんから、南部煎餅のパッケージが完成したよ!と連絡をいただきました。実はこの模様、私が刺した菱刺しをもとに、デザイナーさんの手によって新しいデザインとして生まれ変わったもの。大好きな南部煎餅の袋に、自分の手仕事が形を変えて並んでいるのを見たときは、なんだか胸がじんわりしました。
そして、よく見ると文字の色が浅葱色。古い菱刺しの多くは、この浅葱色の麻布に刺されていました。そのことを川越せんべい店さんがご存じだったのか、それとも私が知らぬ間にお話ししていたのか――。どちらにしても、この色を選ばれたのは、川越せんべい店さんの細やかなこだわりと誠実さの表れだと思います。
そして、肝心のおせんべいもやっぱりおいしい!!香ばしくて噛むほどに甘さが広がる、素朴で安心する味。好きな具材を乗せてクラッカーのように楽しんでも。菱刺しが好きな方の手土産にも喜ばれそうです。
菱刺しがこうして日々の暮らしの中に溶け込んでいくのを見られるのは、とても嬉しいことです。手の仕事が、人の手からまた別の形へ。少しずつ、静かに広がっていくその輪を感じました。